健康ひろば

カロリーを燃やして燃やして燃やしまくる!筋トレがダイエットに効果的な理由

カロリーを燃やして燃やして燃やしまくる!筋トレがダイエットに効果的な理由

あなたは、「ダイエット」というと何を思いだしますか?私は、ダイエットには、サプリメントを利用したり、食事制限をしたり、水泳など適度な運動などをしていました。多くの方が、ジョギングやウォ-キングを思い出すと思います。
実は運動でのダイエットが結構難しい。運動するとお腹を減るし、しかも、例えばオニギリ1個170kcal分のカロリーを消費するには、30分以上のジョギングが必要になります。

カロリー消費でのダイエットの観点から、

筋肉トレーニングも非常に効果的であるという研究が、イギリスのスポーツ科学を研究している専門家たちから発表されました。

イギリスのリヴァプール・ジョン・ムーア大学のスポーツ科学を研究している研究者たちによると、筋肉は2つのメカニズムによって脂肪を減少させると言います。

まずひとつ目が、

▼アフターバーン効果


これは、筋トレなど運動をされたことのある方は、一回は耳にしたことがあるかと思います。運動をすると心臓の動きや鼓動が早くなったりしますが、この状態が筋肉トレーニング後も続き、筋肉は保存されている脂肪や炭水化物を分解してエネルギーを消費し続けていくこと。
これが一般的に言われている「アフターバーン効果」です運動が終わってもエネルギーを燃焼する、これがいいのですね。

今回、特にこの研究チームが押しているのが、高強度・短時間の無酸素運動を繰り返すHIIT(高強度インターバルトレーニング)というもの。
*「高強度インターバルトレーニング:High-Intensity Interval Training」

カンタンに言うと、これは筋トレで疲労が溜まってくると、筋肉は、その疲れを回復させようとするとともに、枯渇したエネルギーを補給するために大量の酸素とエネルギーを消費します。そうなると、さらに脂肪が燃えるのですね。だから、このHIITをするとさらなるアフターバーン効果が得られるそうです。

そして、次が、

安静代謝率(RMR)

安静(あんせい)代謝率は筋肉が何もしていない状態の時(安静時)に必要とするエネルギーを安静代謝量と言いますが、実は筋肉の大きさにこの安静代謝率が比例していきます。
つまり基礎代謝が向上します。
大きい筋肉だと安静代謝量が大きくなるということなんです。安静代謝率を上げるのに、効果的なトレーニングを「レジスタンストレーニング」と言いますが、「もうダメ、苦しい厳しい!」と思うくらいのトレーニングに、休憩を入れて3~4セット、週二回するのが効果だそう。
そうすることで、安静時の筋肉の代謝率が上がり、筋肉トレーニング後の安静時にもどんどんエネルギーを消費しているということになります。

つまり、何もしてなくても筋肉がカロリーを消費してくれるようになります。

こうした研究結果から、この2点に留意して筋トレをすれば、ダイエットにもつながる、ということが分かりました。もちろん、この筋肉トレーニングに併せて、ジョギングや食事制限などをするともっと効果があるでしょう。身体のためになる健康的な生活は、ダイエットにも必要なことです。ボディメイクだけでない、ダイエットのためにアフターバーン効果と安静代謝量を高める筋肉トレーニング、早速やってみようと思います。


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