健康ひろば
新型コロナウィルス、日本国内で初確認。武漢に渡航歴あり
新型コロナウィルス、日本国内で初確認。武漢に渡航歴あり
2020年1月16日、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎と同型の新型コロナウィルスが日本国内で初めて患者を確認したと発表した。(厚生労働省)
患者は神奈川県の30代男性で武漢市への渡航歴があり、15日夜に国立感染症研究所の検査で新型ウイルスの陽性結果が出たという。
<時系列リンク>
1.中国(武漢)にてSARS(重症急性呼吸器症候群)再発の疑い
2.中国SARS報道は人への感染の可能性がある新型豚コレラ(ASF)の疑い
男性は1月3日から発熱症状があり、6日に武漢市から日本に帰国した。
医療機関を受診し、9日には39度の高熱となった。肺炎に悪化の兆しがあったことから10日から入院。
症状は回復し、15日に退院し自宅療養中という。同省が武漢市での立ち寄り先や帰国後の行動など、詳細を確認している。国内で同居する家族も濃厚接触者として経過を観察している。
この新型コロナウィルス(肺炎)は昨年12月に発生。
世界保健機関(WHO)によると新型のコロナウィルスとして調査を続けている。
現在、41人の患者の内、1名(61歳)死亡、6名が重症であり、人感染の可能性も指摘されていた。
厚生労働省によると、同患者は問題のあった武漢市の海鮮市場には立ち寄っていないが、肺炎患者との濃厚接触した可能性があるとして詳細を確認している。
閉鎖された問題の有った武漢の海鮮市場
新型肺炎は武漢市で2019年12月に発生。41人の患者が確認され、61歳の男性1人が死亡、6人が重症という。家族内での感染例もあるとされ、人から人へ感染する可能性も指摘されている。
中国当局が12日にウイルスの遺伝子配列情報を公開し、日本の国立感染症研究所も検査態勢を整えていた。
武漢市当局や世界保健機関(WHO)によると、患者は同市中心部の海鮮市場に出入りする人々が中心で、今月1日に市場が閉鎖され、3日以降は新たな患者は確認されていないという。8日に同市からタイに到着した61歳の中国人女性が発症し、新型ウイルスが確認された。
中国は長期の休暇に入り感染者との接触する機会が増える事が予想されます。
これまでの発症者数をみると感染力はあまり強くはないように感じますが、この春節時期は「濃度」が違いますので警戒は必要になります。
また、中国人の日本訪問者も増えますので外出時は「マスク」を必須としてください。
*濃厚接触とは?
行動をともにしたり、接触したり、航空機などで近隣の座席に座ったりする事。